ベストの「割合」を探る

自分に合った「割合」を探す楽しみ

「下町ハイボール」は、作るときの「エキス:焼酎:炭酸水」の割合によって味が大きく変化します。

自分で「下町ハイボール」を作る「醍醐味」は、この割合を自分自身で色々試す中で、自分の味覚に合った割合に調整できることだと思います。

この点については色々な考え方があって、そもそも「下町ハイボール」を作る時には「割合なんかは気にせずに、エキスと焼酎を適当に入れて、炭酸水で割って自分の好きな濃さで飲めばいい」「むしろキッチリと量を測って作るのなんて野暮だ」・・・という声もあります。

私も適当にエキスと焼酎をジャブジャブ入れて、それを濃いだ薄いだ言いながら飲むこともありますし、そんなアバウトな楽しみ方も「下町ハイボール」の魅力の一つだと考えています。しかしながら、この「エキス:焼酎:炭酸水」の割合によって「下町ハイボール」の美味しさが大きく変わるのは歴然たる事実です。

実は「下町ハイボール」は「エキス:焼酎:炭酸水」の割合の少しの変化で、味や飲み心地がガラッと変わってしまう「繊細な飲み物」なのです。「繊細な飲み物」であるがゆえに「この下町ハイボール、すごく美味しいなぁ」と感じる割合は、人によってさまざまであると私は考えています。

そして、本当に自分自身の舌に合った「エキス:焼酎:炭酸水」の割合を見つけ出した時・・・「下町ハイボール」は、シングルモルトの高級ウイスキーで作ったハイボールにも引けをとらないくらいの美味しさになります。

ここでは、今まで色々と試行錯誤をしてみた中で、個人的にオススメといえる「エキス:焼酎:炭酸水」の割合のレシピと、そのレビューをご紹介したいと思います。初めて「下町ハイボール」を作る方には、ぜひご参考にしていただけたら幸いです。

※なお、下記に使用した焼酎は、「キンミヤ焼酎」と「宝焼酎ゴールデン」は25度のもの、「宝焼酎純」は35度のものとなります。

「天羽の梅<ハイボールA赤ラベル>」

→ エキス1:キンミヤ焼酎2:炭酸水3

「天羽の梅<ハイボールA赤ラベル>」で「下町ハイボール」を作る時の、メーカーのオススメの割合です。さすがにオススメだけあって、どっしりとした安定感がある味わいです。

印象としては「昔ながらの居酒屋で出されるレモンチューハイ」のように焼酎の濃さを感じる味で、呑兵衛さんが喜びそうな味です。また、エキスと焼酎が多く、炭酸水が少ない割合なので「VOXヴォックス強炭酸水<プレーン>」のような、強い炭酸水を使うのが美味しく作るコツだと思います。

私はそれほどお酒が強いわけではないので、もう少し焼酎の割合が薄い方が好みです。しかしながら、しっかり酢が効いた小肌や切り出しのマグロなんかで一杯楽しむ・・・という時には、この濃い目の味でチビチビと晩酌を楽しんでいます。

「天羽の梅<ハイボールA赤ラベル>」

→ エキス1:キンミヤ焼酎2:炭酸水4

「天羽の梅<ハイボールA赤ラベル>」で「下町ハイボール」を作る時の、私にとってのベストの割合です。エキスや焼酎の味も薄すぎず、炭酸水の割合が増えることで爽快感がアップします。

この割合だと「ウィルキンソンタンサン」など普通の酒屋で手に入る炭酸水を使用しても、十分美味しくいただけます。また、この割合の時は絶対にスライスレモンを浮かべるのを忘れないようにしてください。レモンの皮の香りとエキスの風味がマッチして絶妙の旨味を醸し出します。

この割合の「下町ハイボール」を、お風呂上りにぐいぐいと空けながら、揚げ物を頬張れば、極上のひと時を楽しむことができます。

「天羽の梅<ハイボールA赤ラベル>」

→ エキス1:キンミヤ焼酎5:炭酸水12

この割合は、クックパッドに掲載されている「rossy42」さんのレシピを参考にさせていただいたものです。上述した2つの割合と比べて、エキスの割合はかなり薄くなるのですが、サッパリとした上に、②の割合にも増して飲み心地が爽快になります。

このレシピは「下町ハイボール」のエキスの割合が「薄いから美味しくない」という単純なものではないことや、割合を探る面白さを実感することができる飲み方だと思います。

ちなみに、本家本元の「rossy42」さんのレシピでは、エキスと焼酎を混ぜて冷蔵庫で寝かした上で、氷を入れることを推奨されています。ぜひお試しいただけたらと思います。

神田食品研究所「ハイボール原液」

→ エキス3:宝焼酎ゴールデン7:炭酸水10

神田食品研究所の「ハイボール原液」で「下町ハイボール」を作る時の、メーカーのオススメの割合です。この「ハイボール原液」で作った「下町ハイボール」は、一口飲んだ際の鼻に抜ける香りが濃く、舌にほのかな甘みを感じます。

このレシピで作ると、最初の一杯目の「あっ、美味しい」という喜びや「飲んだなぁ」という満足感が得られる味になります。しかしながら、「天羽の梅<ハイボールA赤ラベル>」のように、何杯飲んでも飲み飽きない・・・というような感じではありません。そんなところに、両者のエキスの味や香りに対する微妙な方向性の違いを感じます。

ちなみに、私はこの神田食品研究所の「ハイボール原液」の味わいや香りが大好きで、我が家の晩酌で「下町ハイボール」を楽しむ際には、結構な頻度で「ハイボール原液」が活躍しています。

「天羽の梅<うめ>」

→ エキス1:キンミヤ焼酎4:炭酸水10

この割合で「下町ハイボール」を作る際に、そのままグラスで混ぜ合わせていただいても構いませんが、ぜひ試してみていただきたい飲み方があります。

それは、小さめのコップに冷えたエキスとキンミヤ焼酎を入れて「梅割り」をチビチビと楽しんでから、その残りをグラスに入れて炭酸水で割る飲み方です。これは名酒場「大はし」での飲み方ですが、こうすると、一粒で二度美味しい・・・ではないですが、ちょっとした酒場の雰囲気を味わいながら楽しむことができます。

ちなみに「天羽の梅<うめ>」のエキスで作る「梅割り」は絶妙な甘さ加減で、ストレートの焼酎とは思えないほど飲みやすくなります。この「梅割り」は、どんなつまみにも合う食中酒になりますし、これで作った「下町ハイボール」は、さっぱりとした爽やかな味わいで女性にもオススメです。

「梅割り」を何杯か楽しみ、飲み飽きたら炭酸で割って「下町ハイボール」に・・・ついつい飲みすぎてしまい、次の日に二日酔いで後悔すること間違いなしの悪魔のレシピです。(笑)

「梅の香GOLD」

→ エキス1:焼酎2:炭酸水4

「梅の香GOLD」で「下町ハイボール」を作ると、どんな割合にしても、甘すぎずクセがない味わいに仕上がりますが、特にこの割合だと、ほどよい甘みも爽快感もしっかり味わうことができる絶妙なバランスに仕上がります。

個人的には梅割り系のエキスで作った「下町ハイボール」の中で、このレシピが一番美味しいと思っています。また、割合が変化しても大きく味が変わることがないので、アバウトに割って楽しむことができる点も「梅の香GOLD」というエキスの良さだと思います。

「下町ハイボール」も「梅割り」も、このエキスで作るとクセがなく飲みやすいため、ついつい飲みすぎてしまうところは「天羽の梅<うめ>」と変わりがありません。どうか、お気を付けください。(笑)

「焼酎用うめエキス割梅」

→ エキス2:キンミヤ焼酎3:炭酸水5

「焼酎用うめエキス割梅」も「梅割り」を楽しんでから・・・という飲み方がオススメですが、味に関しては「天羽の梅<うめ>」や「梅の香GOLD」とは方向性が違い、梅酒に近い味わいとなります。

「梅割り」では口の中に広がる酸味を楽しめますし、炭酸水で割って「下町ハイボール」にすると梅酒のソーダ割り(あえて商品名は書きませんが、有名なアノ商品のことです)に近い風味となります。梅酒と比較すると、甘さが抑えてあることから、まさに「大人の梅ソーダ」といった味わいになります。

このエキスに関しては、エキスの割合を濃い目にして飲んだほうが、ワインエキスの配合のためか、リッチな味わいが深まって美味しさが増します。梅酒のソーダ割りが好きな方にオススメです。

神田食品研究所「ハイボール原液」&「焼酎用うめエキス割梅」

→ エキス(ハイボール原液)2:エキス(焼酎用うめエキス割梅)1:宝焼酎純3:炭酸水10

私自身、色々とエキス同士を混ぜ合わせて、さまざまな失敗作を作り出してしまいましたが・・・。そんな混ぜ合わせの試行錯誤の中で、この組み合わせは、私が自信をもってオススメできる割合です。ハイボール用のエキスの旨味と梅の香りの爽やかさが引き立って、ジントニックみたいな味わいになります。

ハイボール系エキスと梅割り系エキスを混ぜ合わせて「下町ハイボール」を作るのは非常に楽しく、ぜひ一度はチャレンジしていただけたらと思います。ああでもない、こうでもないと、作っては飲み、作っては飲みを繰り返しているうちに、ヘベレケに酔っぱらうこともまた楽し・・・です(笑)。

※番外編

「天羽の梅<ハイボールA黄ラベル>」

「天羽の梅<ハイボールA黄ラベル>」は焼酎ではなく、ウイスキーで割るために作られたエキスです。

下町の酒場の中にはこの黄ラベルのエキスで「下町ハイボール」を作っているお店もあると聞き、試しにエキス1:キンミヤ焼酎2:炭酸水3の割合で作ってみました。味に関しては、赤ラベルのエキスと比べて香りが華やかで少し苦みを感じ・・・マズくはないのですが、赤ラベルで作った「下町ハイボール」の方が私にはおいしく感じました。

次に、本来の用途であるウイスキーでも試してみましたのですが・・・さすがにウイスキー用だけあって、ハイボールが2倍はおいしくなります。ハッキリ言ってオススメです。

ウイスキーはサントリーの「角」で、ウイスキー1:エキス2:炭酸水5の割合で作ってみました。爽やかで飲みやすい上に、味にコクと深みが出て、全然別物のハイボールに変身します。

あるお店では、黄ラベルと焼酎とウイスキーを混ぜたものを炭酸水で割って「下町ハイボール」として提供しているそうです。焼酎とウイスキーのチャンポンなんて、何だか悪酔いしそうで、私は未だに試していません。

肝臓の強さに自信がある方は、ぜひお試しください。新しい世界が開けるかもしれません。(笑)

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